国土地理院地理地殻活動研究センターのツイートから:
~談話会の開催案内~— 国土地理院地理地殻活動研究センター (@GSI_Research) 2017年6月14日
・SAR が見つけた「お付き合い断層」は地震断層の概念を変える?
・2016 年にALOS-2 のSAR が見つけた2つの最大級の水平変位はとても似ている
6/23 (金)15:15-17:00@研セセミナー室https://t.co/u8kXU8VSoT pic.twitter.com/ImdI8ShEuz
人工衛星に搭載した SAR(合成開口レーダー)で地表の観測がおこなわれるようになって以降、お付き合い断層がよく見つかるようになっているそうです。「『お付き合い断層』が地震に伴って普遍的に発生する性質のものだとすれば、地表地震断層の見方を再整理する必要があるかもしれない」とのこと。
「お付き合い断層」という言葉を検索すると、「プレート境界の断層活動に伴う巨大地震に際して副次的に活動する断層」という説明が見つかります。また、原子力発電所の耐震設計や安全性に関わる文書中でもよく使われています:
- 浜岡原子力発電所3,4号機「発電用原子炉施設に関する耐震設計 審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価に関する報告のうち 敷地周辺・近傍及び敷地の地質 御前崎台地及び牧ノ原台地の変位地形に関する 調査結果及び評価について (PDF形式)
- 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計小委員会 地質・地盤WG(第1回)議事録(案) (PDF形式)
詳しく読んだわけではないですが、電力会社側が「断層であることは否定できないけれど、地震を起こす活断層ではありません」というときに「お付き合い断層」という言葉で説明しているように受け取れます。