2023年11月5日日曜日

小惑星 2023 VG が地球と月に接近・通過

 
11月3日に小惑星〝2023 VG〟が地球と月の近くを通過していたことが、11月4日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 VG (2023年11月4日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月3日 03:30
 (月)11月3日 10:13
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.30 LD
(月)1.14 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
8.5 km/s ≅ 3万1000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年7月27日ごろ
公転周期436 日 ≅ 1.19 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年11月4日土曜日

岸近くにイルカの群れ — 兵庫県尼崎市、西宮市、神戸市

 
11月1日午前、兵庫県尼崎市、西宮市、神戸市の沖合の大阪湾(地図)で、約 30頭からなるイルカの群れが目撃・撮影されました。マイルカの可能性が高いとみられています。

「岸の近くに現れた理由はわからないが、珍しい行動だ」(神戸須磨シーワールド開業準備室)、「太平洋の大陸棚付近に主に分布しているマイルカが、たまたま湾内に入ってきたのではないか。原因の特定は難しいと思う」(東京海洋大学鯨類学研究室):
 

新島誕生 — 硫黄島沖

 
小笠原諸島・硫黄島南岸の翁浜(地図)の沖合約 1km で、噴火によって直径 100m ほどの新島が出現していることが確認されました。同地点では、10月21日から火山性微動が観測されていました。
 
「連続的な噴火に移行した。今後、溶岩を噴出する噴火に変わっていくだろう」(中田節也・東京大学名誉教授): 
 

2023年11月3日金曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-155)

 
米国イエローストーン国立公園の 10月の状況です。
 
スティームボート間欠泉(地図)の噴出が 10月8日にありました。今年 7 回目の大規模な噴出です。それ以降は静穏な状態が続いています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23
3 3月11日 42
4 5月7日 57
5 6月9日 33
6
8月25日 77
7
10月8日 44
 
 
10月の地震活動は通常のレベルでした。113件の地震が観測され、最大は 10月10日の M3.3でした。10月3日から 5日にかけてウエスト・イエローストーンの東北東約 42kmの地点で 42 回の群発地震がありました。

イエローストーン・カルデラでは、毎年夏期に起こる雪解け水などの浸透による隆起現象が終わり、2015年以来長期的に継続している沈下(年間数 cm)傾向が復活しました。

10月末に、ほとんどの GPS観測点で約 2cmの明らかな沈下が観測されました。この地域を襲った最初の冬の嵐によって GPSアンテナに積もった大雪が原因であり、地盤の変形とは関係ないとされています。
 

 

小惑星ディンキネシュ

 
NASA が 2021年10月に打ち上げたメイン・ベルト小惑星探査機・ルーシー(Lucy)が、日本時間 11月2日01時54分に小惑星ディンキネシュから 425km のところを秒速 4.5km で通過しました。直径約 790m のディンキネシュには、直径約 220m の衛星があることが判明しました。ルーシーは 2024年12月に地球の近くまでもどり、地球の運動を利用して加速し(重力アシスト)、小惑星帯に向かうことになっています:
 

2023年11月2日木曜日

箱根山で火山性地震急増

 
10月31日、箱根山(地図)で火山性地震が急増しました(速報値で 20回)。気象庁からは特段の発表はありません。
 
(クリックで拡大 Credit: 気象庁)

 箱根山では、今年 7月ごろから複数の観測基線に山体膨張の傾向が現れています:
 
関連記事

小惑星 2023 VA が月と地球に接近

 
[11月2日 最新の情報にもとづいて推定直径、公転周期、次回接近日時などを更新しました]
 
11月1日に発見された小惑星〝2023 VA〟が、まもなく月と地球に接近します。接近距離は、地球の中心から測って 2万6750km、地表からの高度は約 2万400km です。NASA/JPLでは、この大きさの小惑星がここまで地球に近づくのは “roughly once a year” であるとしています。
 
2023 VA
(2023年11月2日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月2日 11:21
 (地球)11月2日 14:37
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.955 LD
(地球)0.070 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
11.3 km/s ≅ 4万1000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2030年12月8日ごろ
公転周期685 日 ≅ 1.88 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年11月1日水曜日

UFO の正体判明

 
米国・国防総省傘下の AARO(全領域異常解決局)が議会上院の委員会に提出した動画に写っていた銀色の球体の正体が、調査報道団体・ベリングキャットオープン・ソース・インテリジェンスによる調査によって判明したようです:
 
以下は『Newsweek』誌の記事の要旨です:
  • 今年初め、国防総省に新たに設置された全領域異常解決局(AARO)の局長は、機密解除された 2本のビデオを上院軍事小委員会で開示した。そのうちの 1本は 2022年にドローンで撮影されたもので、中東を飛行する謎の球体が写っていた。

  • その後、オンラインで広く公開されたこの動画には、銀色の物体が空中を移動する様子が写っている。

  • AARO の声明によると、物体は異常な動作を示してはいないものの、それが何であるのか、まだ特定されていない。

  • オープン・ソース・インテリジェンスによる調査団体・ベリングキャットが、中東で記録された物体が何であったかを推定することに成功した。同団体が発表した報告書は、複数のオンライン・リソースと計算を使用して、それが単なる風船であった可能性があると判断している。

  • ベリングキャットは、動画内に見られる建物などの特徴と Google Earth の画像で使用されている特徴を照合して、動画の撮影場所をシリアの都市デリゾール(地図)の北東の地域と特定した。

  • 建物や物体の相対的な寸法に基づいて物体の大きさを 0.43 メートル未満であると推定した。

  • ベリングキャットは、物体の速度は視差錯視の結果である可能性があり、当該物体に対するドローンの速度によって、物体がまったく動いていないのに動いているような印象を生み出した可能性があると示唆している。

  • 映像では物体が高速で動いているように見えても、それはドローンと物体双方の速度差と高度差に起因する一種の錯覚であり、物体がドローンに対して静止しているか非常に低速であることを覆い隠している可能性がある。

  • ベリングキャットの報告書には、距離、高度、速度、カメラの焦点が合っている場所によって、実際に見ているものの感覚がどのように変わるかを読者がテストできる視差計算ツールが含まれている。このデータに基づいて、考えられる高度、物体の大きさ、その他の状況を考慮すると、この UAP が風船である可能性が非常に高いことがわかる。

  • 動画が撮影された当日は、風船などを含む贈り物を使って祝われるイスラム教の主要な祝日であった。
 

小惑星 2023 UR10 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2023 UR10〟が 10月20日に地球の極めて近くを通過していたことが、NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が発見されたのは地球接近の翌日でした。最接近時の地球の中心からの距離は約 1万4000km、地表からの高度は約 7600km でした(静止衛星の高度は約 3万6000km)。
 
2023 UR10
(2023年10月31日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月20日 03:29
 (地球)10月20日 13:24
接近日時 誤差
(月)± 45 分
(地球)± 32 分
接近距離 (月)0.456 LD
(地球)0.036 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
12.2 km/s ≅ 4万4000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期654 日 ≅ 1.79 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年10月31日火曜日

セント・ヘレンズ山で小規模地震頻発

 
1980年に山体崩壊をともなう大噴火を起こしたセント・ヘレンズ山(地図)で、マグマの流入に起因するとみられる小規模な地震が増加しています。
 
「 セント・ヘレンズ山の火口底から 4〜8km の深さで発生している小規模な地震は、マグマ輸送系に新たなマグマが流入していることと関連しているとみられている(上の方のグラフでピンク色の部分が過去に観測されたマグマの流入) 」 ↓