気象庁が 9月8日に発表した「箱根山の火山活動解説資料(令和5年8月)」(PDF形式)によると、「GNSS連続観測では、箱根山を挟む基線で7月頃から伸びがみられています。同様な変化は2015年や2019年などにもみられており、これらは山体膨張を示していると考えられます」とのことです。7月分までの解説資料では「地殻変動観測では、火山活動によるとみられる特段の変化は認められません」となっていました。
地震活動については「概ね低調に経過」したものの、「(8月)9日 22 時頃から 10 日2時頃にかけてと 14日 20 時台に、大涌谷・駒ヶ岳付近で微小な地震が一時的に増加」したとのことです。
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