2025年6月11日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-353)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 6月11日12時00分付けで「続報 No.421」(PDF形式)を出しています ——
 
「 CH20に最大値変動観測 極大の可能性
現時点で考えやすい発生推定時期 9/5±3 → 9/1±2 へ若干修正 」
 
 
現況
 
CH20観測装置: 6月8日未明にこれまでで最大振幅の顕著特異変動が出現。
 
CH26観測装置: 5月18.2日にこれまでで最大振幅の顕著特異変動が出現(前回の更新情報で既報)。

CH26観測装置のPBF特異変動は継続中。
 
 
考察

CH20に 6月8日未明にこれまでで最大値となる顕著特異変動が現れたことにより、従来の CH20の初現=3月26.5日(極めて微弱かつ短時間の変動)では CH26から求められる時期と合わなくなった → CH20の顕著特異変動が明確に継続出現し出した 4月24.5日を初現、極大=6月8.2日として、経験則を適用。 
 
CH20: 初現 4月24.5日(=CH20に顕著特異が明確に継続出現し出した)、極大 6月8.2日 → 地震発生 8月30日±3日(経験則1で算出)。

CH26: 初現 3月21.0日(=CH26に顕著特異変動が最初に現れた)、極大 5月18.2日 → 地震発生 9月3日±3日(経験則1で算出)。

CH26のPBF先行特異変動: 先行特異初現 2月3.0日(=極大に無関関係のPBF特異出現) → 地震発生 8月30日±7日(経験則2で算出)。
 
[経験則1](初現〜地震発生) : (極大〜地震発生) = 20:13
[経験則2](先行特異初現〜極大) : (極大〜地震発生) = 1:1

 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]「特異変動」については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。「先行特異」については同資料の 18ページを参照してください。BT変動(基線幅が増大する変動)にもとづく地震発生時刻の推定については同資料の 23ページを参照してください。


推定日 9月1日±2日(8月30日~9月3日)
最大誤差 8月27日~9月6日
今後の観測で修正予定
変動終息推定時期
CH26=8月5日±2日 CH20=8月10日±2日
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現時間帯から推定)
推定震央領域

更新情報「 続報 No.421 」所載の図2参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。ただし、噴火前兆変動は数日~2週間程度前に出現するケースが多いので、今後出現する可能性も否定はできない。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事