関西大学社会安全学部・林能成教授の学会での発表を紹介する記事です。「地震予知には、多くの人の興味があり、予言のようなものから、科学的に意味があるもの、一部の人が地震予知と勘違いしているようなものなど、様々な“説”が存在」する中で、例として「熱移送説」を検証しています。
「科学的、防災的には無意味であろうとも地震予知仮説を熱狂的に支持する人々がいる。その意味を考察したい」、「国の地震組織や地震対策への不信感が背景にあり、地震予知への期待感がいまだに残っているのではないか」、「国の災害対策にある建前感やごまかし感への不満が、身近にあった反体制的な仮説に過剰な期待を寄せてしまう結果になっている」:
- 7月5日“大地震”説など様々な仮説がなぜ支持されるのか「地震学の実力も含めて伝えないと“不信感”に」社会への情報発信と受け止められ方 (写真5葉あり)
- 7月5日“大地震”説など様々な仮説がなぜ支持されるのか「地震学の実力も含めて伝えないと“不信感”に」社会への情報発信と受け止められ方 (同一内容)
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