6月24日付「霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き上げ」の続報です。
霧島連山の新燃岳(地図)では23日以降、噴火は観測されていません。新燃岳の南東約3kmの観測点では、23日から北西上がりの傾斜変動が観測されています。地震は非常に多い状態が続いており、22日は415回、23日は54回、24日は19時までに727回発生しています:
専門家の見解です。「二酸化硫黄の急増はマグマに溶け込んでいたものが出てきたことを示しているとして、マグマが地下の浅い場所まで上昇していると分析」(東京大学地震研究所・市原美恵教授)、「新燃岳の北西およそ7キロにある『えびの岳』付近の地下にある『マグマだまり』が収縮し、新燃岳の火口方向へマグマやガスなどが移動した」(宮崎公立大学地域連携・防災研究センター・山下裕亮准教授):
- 新燃岳「マグマ 地下の浅い場所までの上昇は確実」専門家分析 (動画あり)
- 新燃岳噴火 「地下深くのマグマが火口方向へ移動した可能性」専門家が指摘 (写真、説明図あり)
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