地震の規模に比べて不相応に大きな津波を引き起こす「鳥島近海地震」のメカニズムが解明されました。鳥島の北方100 kmほどにある海底火山・須美寿カルデラ(直径約8 km、地図)で、「トラップドア断層破壊」というカルデラ火山特有の地震現象が発生して、津波を引き起こしたことが原因とのことです。
「トラップドア断層破壊とは、カルデラ壁に沿って地中に伸びる円形の断層構造(環状断層)の破壊と,その直下でマグマを溜め込んだ水平な板状の割れ目(マグマだまり)の開口が同時に発生する連動現象」:
- 地震規模に比べて大きな津波を繰り返し引き起こす火山性地震の発生メカニズム:海底火山・須美寿カルデラにおける「トラップドア断層破壊」 (説明図2葉あり)
- 地震だけじゃない、津波の仕組み 大昔には高さ4キロの超巨大津波か (画像・図6葉あり)
- 八丈島の謎の津波のメカニズム解明 「トラップドア断層破壊」とは (同一内容)