(Wikipedia より引用) |
現地時間11月27日23時30分(日本時間28日18時30分)ごろ、マウナ・ロア山(地図)の山頂で噴火が始まりました。同山が噴火するのは38年ぶりです。現時点では、主要な人口密集地に脅威はなく、避難命令も出されていません。米国地質調査所(USGS)の火山学者によると、マウナ・ロア山の噴火は、山頂から始まり、すぐに地溝帯に移動、他の場所には移動せず地溝帯にとどまる、というのが典型的なパターンだそうです:
- Hawaii’s Mauna Loa erupts for the first time in 38 years. What happens next? (動画あり)
- Incredible video huge lava fountains shooting up from Mauna Loa's summit (動画あり)
- Satellites watch Mauna Loa, world's largest active volcano, erupt in Hawaii (GIF動画あり)
USGSのハワイ火山観測所(HVO)が 28日07時20分(日本時間29日02時20分)に発表した "HVO/USGS Volcanic Activity Notice" には以下のような記述があります ——
マウナ・ロアの噴火は、山頂から北東地溝帯(Northeast Rift Zone)に移動し、そこでは複数の亀裂からいくつかの溶岩流が生じている。ハワイ標準時の午前6時30分ごろ、ハワイ火山観測所の職員は上空からの観測で、ハワイ火山国立公園内の高地に生じた亀裂から流れ出した溶岩が、マウナ・ロア気象観測所上部の斜面の溶岩流に流れ込んでいることを確認した。溶岩流は下方の地域社会を脅かしておらず、すべての兆候は噴火が北東地溝帯にとどまることを示している。火山ガスや、場合によっては微細な火山灰や火山毛(ペレの毛)が風下に流れる可能性がある。
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