行方不明になっているマレーシア航空370便について 《不明機の残骸?「インド洋で物体発見」豪首相》 というニュースが流れていますが、〝Bloomberg Visual Data〟が、これまでに発生した航空機の行方不明事件を地図上にまとめています。
対象は、乗客14人以上で、1948年以降に遺体や残骸を残さずに行方不明になった航空機です。地図上の黄色の丸印がそれらの航空機の最後に確認された位置を示しています。1年あたり平均1.2機が行方不明になっています。また、バミューダ・トライアングルで消息を絶った航空機は5機となっています:
地図上に赤丸で表示された3機は、大規模な捜索の末に発見に至った有名な行方不明事件の発見場所を示しています。アンデス山中に墜落し、遺体の人肉を食べて生きのびた生存者が72日後に救助されたウルグアイ空軍機の遭難事故(『アンデスの聖餐』)などが含まれています。
〝Bloomberg Visual Data〟には、マレーシア航空370便に関する地図も掲載されています。オーストラリアの首相が不明機の残骸と思われる2つの物体を衛星画像で確認したとする場所は、地図の下部に〝Planned search area March 19 〟と書かれている海域付近ではないでしょうか:
『Boston Globe』紙の〝The Big Picture〟が、マレーシア航空370便について35葉の写真を掲載しています:
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