2016年6月4日土曜日

漁港に野生のイルカ居着く ― 大阪府岬町


2月下旬から大阪府岬町の深日漁港(地図)に野生のイルカが居着いています。ミナミハンドウイルカとみられ、体長約1.8m。「過去にもイルカが居着いたことはあったが、2週間程度で、3カ月もとどまるのは異例」:

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環天頂アーク(逆さ虹) ― 佐賀県佐賀市


6月3日、佐賀県佐賀市(地図)でおこなわれている熱気球日本選手権会場の上空に、環天頂アーク(逆さ虹)が現れました:


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富士山の延暦大噴火と坂上田村麻呂


富士山の3大噴火(延暦、貞観、宝永)の一つである延暦大噴火(800~802年、延暦19~21年)を調べているとき、日本人なら誰でもが知っている坂上田村麻呂がこの延暦大噴火を目撃していたかもしれないということに気づきました。

坂上田村麻呂は少なくとも3回、東北地方に遠征していますが、2回目と3回目の遠征の往路と帰路で、噴煙を上げている富士山や、噴石や火山灰に覆われた箱根山を目にしていた可能性があります。

以下は『日本後紀(上)』(森田悌、講談社学術文庫、2007)を参考にして作った略年表です:

年月日 (旧暦) 出来事
19年6月6日 駿河国から富士山噴火の報告届く 「去る3月14日から4月18日まで、富士山の頂上が噴火し、昼は噴煙であたりが暗く、夜は火光が天を照らすようになりました。噴火の爆発音は雷鳴のようであり、雨のように灰が降り、山の麓の川の水はみな紅色となりました」
10月28日 征夷副将軍を任命
11月6日 征夷大将軍・坂上田村麻呂(注1)を派遣して、諸国に移住している蝦夷を査察させることを決定
20年2月14日 坂上田村麻呂に節刀を下賜
9月27日 坂上田村麻呂から蝦夷を討伏したとの報告届く
10月28日 坂上田村麻呂が参内し、節刀を返却
11月7日 坂上田村麻呂、従三位に昇進
21年1月7日 征夷将軍が霊験があったと奏上した陸奥国の3神の神階を昇叙
1月8日 征夷軍の将兵に勲位を授与
駿河・相模両国から富士山が噴火したとの報告があったので、両国に神の怒りを静めるための読経を命じるとの詔勅 「駿河・相模両国が駿河国の富士山が昼夜を分かたずあかあかと焼け、霰のような砂礫を降らしている、と言ってきた。これを卜ってみると、日照りと疫病の兆しだという。両国に命じて神の怒りを宥めて読経を行い、災いを払うようにせよ」
1月9日 坂上田村麻呂に陸奥国・胆沢城の築造を命じる
1月11日 東国の浪人4000人を陸奥国・胆沢城に移住させる勅令
1月13日 毎年、越後国の米と佐渡国の塩を兵糧として出羽国・雄勝城に送ることを決定
4月15日 坂上田村麻呂から、大墓公阿弖利為・磐具公母礼が500余人を引き連れて降伏してきた、との報告
5月19日 富士山の噴火による噴石が道を塞いだため、相模国の足柄路(足柄峠越え)を廃止して、筥荷路(箱根峠越え)を新たに開削
7月10日 大墓公阿弖利為・磐具公母礼らを伴って、坂上田村麻呂が帰京
8月13日 大墓公阿弖利為・磐具公母礼らを斬刑に処す
12月8日 道嶋御楯(みちしまのみたて)を陸奥国大国造に任じる
22年2月12日 越後国の米と塩を陸奥国の造志波城所へ送ることを命じる
3月6日 造志波城使・坂上田村麻呂(注2)が天皇に出征の挨拶
5月8日 相模国の足柄路を復旧、筥荷路を廃止
23年1月19日 蝦夷征討のため、東国の糒(ほしいい)と米を陸奥国・中山柵に運ぶ
1月28日 坂上田村麻呂(注3)を再び征夷大将軍に任じる

注1: 征夷大将軍近衛権中将陸奥出羽按察使従四位上兼行陸奥守鎮守将軍坂上大宿禰田村麻呂
注2: 造志波城使従三位行近衛中将坂上田村麻呂
注3: 刑部卿陸奥出羽按察使従三位坂上大宿禰田村麻呂

飛鳥時代の阿倍比羅夫のように、坂上田村麻呂も海路を使った可能性がありますが、それでも海上から富士山は見えたはずです。一方、陸路でも東海道(略地図)ではなく東山道(略地図)を通ったとすれば、富士山を目にすることはなかったかも知れません。


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2016年6月3日金曜日

127年前の熊本地震 (続報)


4月21日付「127年前の熊本地震」の続報です。

当時の詳細な記録『明治廿二年熊本縣大震始末』が県立図書館に残っています。「このかつてない地震は明治22年にあった。その最も激烈なものはまず7月28日に震い、次いで8月3日に震った ・・・」とあり、今回の熊本地震とよく似た連鎖パターンがあったようです。「今回の熊本地震はその記憶の継承に失敗したことを浮き彫りにした」:


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大火球爆発 ― 米国・アリゾナ州


6月2日午前4時ごろ(現地時間)、米国・アリゾナ州上空に巨大火球が出現・爆発しました。同州の広い範囲が昼間のように明るくなり、轟音がとどろいて地面が地震のように揺れたとのことです:

大火球の残した流星痕。夜が明けてからも見えていました。こんなに長大な痕を長時間残す火球はめったにありません:

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2016年6月2日木曜日

6月に接近するキロメートル級小惑星


推定直径が1kmを上まわる小惑星で、6月中に地球に接近すると予報されているものは1つです。かなり遠いところを通過するので、地球に影響をおよぼすことはありません:

小惑星 推定直径
(km)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
35396 (1997 XF11) 1.1~2.5 6月11日 01:12 70.04
(1LD=地球から月までの平均距離)

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南海トラフの震源域でメタンハイドレート井を掘削中


地球深部探査船「ちきゅう」が、メタンハイドレート採掘の準備作業として、深さ1000mの海底からさらに300mまで掘り下げています:

地震が発生するプレート境界面は海底から数十キロメートルですから、300m程度掘り下げても影響があるとは思われませんが、掘削地点(地図)は先ごろ海上保安庁が発表した歪みが蓄積している場所(地図)です。


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113番元素の名前への懸念


理化学研究所のチームが発見した113番元素(ウンウントリウム)の名称「案」が6月9日に公表されるそうです:

理化学研究所が IUPAC(国際純正・応用化学連合)から名称の提案権を得た当初は、日本にちなむ「ジャポニウム」あるいは「ジャパニウム」が有力と報道されていましたが、どうなることでしょうか(その他に仁科芳雄博士の名に由来する「ニシナニウム」、埼玉県和光市に由来する「ワコニウム」、日本の古名に由来する「ヤマトニウム」なども候補らしいです)。

元素の命名に関する IUPAC のルールは概略以下のとおりです:
新元素の発見者は、その元素の名称を提案する権利を得る(最終的な命名権を得るわけではない)。
  • 最終的な名称は IUPAC の承認を得なければならない。IUPAC は発見者(の提案)を無視する権利を有する。

  • IUPAC は名称案についての意見を一般公募し、集まった意見を検討した上で、元素の名称と元素記号を正式に決定する。

  • 元素の名称は、異なる言語間での差異が可能な限り小さいことが望ましい。

  • 従来の伝統を守るため、新元素の名称は次の範疇から選ぶ ―― 神話上の概念や登場人物(天体を含む)、鉱物あるいはそれに類似する物質、場所または地理的領域、元素の性質、科学者の名前。

  • 新元素の名称は〝-ium〟で終わること。ただし、命名に関する2015年の提案では、117番元素は〝-ine〟、118番元素は〝-on〟で終わることを求めている[注]。

  • 混乱を避けるため、特定の元素の名称として非公式に使われ、その後、異なる名称が最終的に選択された場合、最初の名前を別の元素に流用することはできない(かつて43番元素に対して付けられた「ニッポニウム」は113番元素の名前としては使えない)。

名称案に対する意見の一般公募は5ヶ月間おこなわれるということです。「ジャポニウム」や「ジャパニウム」という名前が提案された場合、この一般公募でアジアの特定の国々からIUPACも過去に例がないと驚くほど大量の反対意見が寄せられるのではないか、と危惧しています。欧米の企業が旭日旗に類似した放射状のデザインのある商品を発表したところ、大量の抗議が寄せられ、謝罪や商品の撤回に追い込まれたことが何度かありました。まして、どこの学校の教室の壁にでも貼ってあるような元素の周期律表に、憎くて憎くてしょうがない国の名前が登場するなど、かの国々の人たちにとってはあってはならないことでしょう。

理化学研究所としては、「日本の物理学の父」で理化学研究所とも縁の深い仁科芳雄博士の名前をつけたいのかも知れませんが、日本には個人の名前を共有物につける伝統がない上に、〝Nishinium〟や〝Nishinaium〟はどうも落ち着きが悪い。加えて、博士が日本の原子爆弾開発に関与したこともマイナス要因で、一般意見公募でもこの点を批判されるかも知れません(アメリカのマンハッタン計画に関わった科学者の名前がついた元素がある、と反論することは可能ですが)。

アジア圏初の命名ということで、私が予想するのは次のような名前です:
  • アジア → Asium、Asiaium (元素記号で As と Am がすでに使われているのが難点)
  • 東洋 → Orientalium
  • 太平洋 → Pacificium
  • 太平(平和) → Pacemium (ラテン語:pacemから)
  • 富士山 → Fujisanium、Fujium
  • 花綵列島 → Festoonium
  • 武蔵(理化学研究所仁科加速器研究センターの所在地の旧国名) → Musashium
  • 天照大神 → Amaterasium (海外の下馬評や賭けでは人気があるらしいが、元素記号で Am、Ar、As、At がすでに使われているのが難点)

[注] 117番元素はハロゲン族。同族は、フッ素(fluorine)、塩素(chlorine)、臭素(bromine)、ヨウ素(iodine)、アスタチン(astatine)で、すべて〝ine〟で終わっています。118番元素は希ガス(不活性ガス)のグループ。ヘリウム(helium)以外は、ネオン(neon)、アルゴン(argon)、クリプトン(krypton)、キセノン(xenon)、ラドン(radon)と、すべて〝-on〟で終わっています。

2016年6月1日水曜日

環水平アーク ― 東京都


6月1日午後、東京都内で環水平アークが見られました。「今日の東京は南の海上にある前線の北側の薄い雲がかかりやすく、このような『環水平アーク』や太陽の周りに輪が出来る『日暈(ひがさ)』が見られやすい空となっています」:


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テンガイハタ捕獲 ― 石川県七尾市


石川県七尾市の能登島(地図)沖に設けられた定置網に、テンガイハタの幼魚がかかっているのが見つかりました。「ここ数日、多く上がっている」:

記事に捕獲日時の記載がありません。記事の掲載が「5/31 21:11 テレビ金沢」となっているので、5月31日のことと思われます。


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