アイスランド南西部のレイキャネス半島(地図)で、7月30日正午前後から激しい群発地震が続いています。昨年3月から9月にかけて溶岩の流出が続いたファグラダルスフィヨールの噴火地点周辺に多くの震源が分布しています。
これまでに数千回の地震が観測されており、最大規模は M5.4。首都レイキャビクを含むアイスランド南西部の広い範囲で揺れを感じました。震源近くの村では水道管の破損などが報告されています。
地震の原因はマグマの貫入とみられており、マグマの最上部は地表から 1km のところまで達しているとする専門家もいます。
7月29日には、アイスランド南部のカトラ火山(地図)で M4.2 の地震がありました。また、8月2日にはグリムスボトン火山(地図)で最大 Mw3.6を含む M1以上の地震が相次いで発生し、航空カラーコードが“イエロー”に引き上げられています。
- A strong burst of nearly 4000 earthquakes occurs in Iceland, causing an increased risk of a new volcanic eruption as we head into August (説明図など多数あり)
- Southwest Iceland Experiences String of Earthquakes Overnight
- Series Of Earthquakes Detected Over Holiday Weekend Could Signal New Eruption (震央分布図あり)
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