2020年10月17日土曜日

4つの小惑星が地球と月に接近

 
【最新の予報に基づいて 2020 TF6 の接近時刻と誤差を修正しました。10月19日】 
【最新の予報に基づいて接近時刻と誤差を修正しました。10月18日】
 
 10月18日から20日にかけて、4つの小惑星が地球と月に相次いで接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時(日本時間)
±誤差(分)
接近距離
(LD)
2020 TG64~9 (地球) 10月18日 03:03 <1
 (月) 10月18日 07:47 ±1
0.36
0.61
2020 TH65~10 (地球) 10月18日 21:50 <1
 (月) 10月19日 08:57 ±2
1.80
2.21
2020 TE68~18 (地球) 10月19日 04:19 ±2
 (月) 10月19日 08:41 ±2
0.60
0.29
2020 TF69~19 (地球) 10月20日 04:24 ±2
 (月) 10月20日 08:14 ±2
0.40
0.73
(1LD=地球から月までの平均距離) 

4つの小惑星はいずれも 10月15日に発見されたもので、アポロ群に分類されています。

接近時の地球との相対速度は、TG6 が秒速18.8km(時速約6万8000km)、TH6 が秒速6.5km(時速約2万3000km)、TE6 が秒速10.7km(時速約3万9000km)、TF6 が秒速12.7km(時速約4万6000km)と予報されています。


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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