10月22日から23日にかけて、小惑星〝2020 UL2〟と〝2020 UV〟が月と地球に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 UL2 | 5~11 | (月)10月22日 12:00 (地球)10月22日 18:46 |
1.01 1.07 |
2020 UV | 9~21 | (月)10月22日 20:35 (地球)10月23日 01:21 |
1.97 1.26 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
UL2 と UV はともにアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。UL2 が最初に観測されたのは10月18日、UV が最初に観測されたのは10月17日です。
接近時の地球との相対速度は両者とも遅く、UL2 が秒速7.5km(時速約2万7000km)、UV が秒速8.3km(時速約3万km)と予報されています。
UL2 の月と地球への接近時刻には ±2分、±1分、UV の月と地球への接近時刻には ±2分、±2分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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