10月17日から18日にかけて、小惑星〝2020 TX4〟と〝2020 TK3〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 TX4 | 7~16 | (地球)10月17日 21:35 (月)10月18日 04:13 |
1.61 2.05 |
2020 TK3 | 8~19 | (地球)10月18日 06:08 (月)10月18日 11:40 |
1.25 0.65 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
2つの小惑星はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。TX4 が最初に観測されたのは10月13日、TK3 が最初に観測されたのは10月10日です。
接近時の地球との相対速度は、TX4 が秒速10.5km(時速約3万8000km)、TK3 が秒速11.1km(時速約4万km)と予報されています。
TX4 の地球と月への接近時刻には ±1分、±2分、TK3 の地球と月への接近時刻にも ±1分、±2分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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