オーストラリア西方のインド洋で人工衛星から撮影されたアクチノフォーム雲(actinoform cloud):
Actinoform clouds recently popped up off the western coast of #Australia. https://t.co/nAiZjvNMRr #NASA #MODIS pic.twitter.com/nYNRcjxXlu— NASA Earth (@NASAEarth) February 8, 2020
NASA Earth Observatory の解説記事です:
- Cloud Rosettes in the Sky (写真あり)
上記記事の概要です:
- アクチノフォーム雲は今回の写真のような放射状の形態以外に葉状の形態をとることがある。
- アクティノフォーム・クラウド・システムは、一般に外洋上空の低層層積雲フィールドで発生し、規模が大きい(時には 300km にわたって広がる)ため地上からは認識できない。
- アクチノフォーム雲が最初に見いだされたのは1962年。衛星画像によって。
- アクチノフォーム雲の持続時間は最大72時間。
- アクチノフォーム雲はしばしば小雨(霧雨)をともなう。
- アクチノフォーム雲が形成されるメカニズムはよくわかっていない。過去の研究ではエアロゾルとの関連が示唆されているが、陸地から遠く離れた場所でエアロゾルがどのようにアクチノフォーム雲の形成に関与するのか知るのは難しい。
- アクチノフォーム雲は、層雲または層積雲が一般的な場所に形成される傾向があるが、今回撮影された場所はオーストラリア西部の典型的な層積雲地域の少し北にあり、やや異常である。
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