東京湾の観音崎(地図)以北でマダコが大発生しています。大発生は2019年から続いていますが、明確な原因は見いだせていません。
大発生の原因については、(1)梅雨明けが非常に早く猛暑で大雨も少なかったため、湾内に低塩分の水が広がることが少なかったことと、(2)黒潮の大蛇行による影響で沖合から適度に高温・高塩分の海水が流入したことが「真水を嫌う稚ダコが育ちやすい環境がそろい、大発生につながった可能性がある」との推定があります。しかし、「同じ環境であるはずの観音崎以南では『マダコが少ない』と多くの漁業者から聞いており、矛盾する。大発生の原因とは言い切れない」との指摘もあります:
- 東京湾でマダコが大発生 明確な原因つかめず (写真あり)
三浦半島の観音崎以南には三浦半島断層群(図)が北西-南東に何本も走っており、海底にも延びていると考えられます。
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