2017年5月26日金曜日

またメガマウスが網に ― 三重県尾鷲市


5月26日未明、三重県尾鷲市(地図)沖の熊野灘で、メガマウスが漁船の巻き網に入り、生きたまま捕獲されました。体長約5m。「15年ほど前にもかかったことがありました」(漁船の船長)、「(メガマウスが相次いで見つかっていることについて)海の環境の変化などと関係があるかどうかはわからない(中略)以前よりメガマウスが知られたため水族館に連絡が来るようになったのではないか」(鳥羽水族館飼育研究部):

以下はこれまでこのブログで扱ったメガマウスの記事です:

上記のうち、
  • 2011年1月14日に三重県尾鷲市沖でメガマウスが定置網に入った件では、約2ヵ月後の3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生、
  • 2013年9月3日に神奈川県真鶴町沖で定置網に入った件では、約2ヵ月後の10月26日に福島県沖 M7.1 が発生、
  • 2014年4月14日に静岡県静岡市沖で定置網に入った件では、約3週間後の5月5日に伊豆大島近海 M6.0 が発生、
  • 2015年4月1日に高知県室戸市沖の定置網に入った件では、約2ヵ月後の5月30日に小笠原諸島西方沖 M8.1 が発生、
  • 2016年4月13日に三重県尾鷲市沖の定置網に入った件では、翌日に熊本地震の前震(M6.5、最大震度7)、3日後に本震(M7.3、最大震度7)が発生
しています。

このほか、1994年11月29日に福岡県福岡市の海岸にメガマウスが漂着した後、50日後の翌年1月17日に兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生しています。

いずれも捕獲・漂着の場所と震源が遠く離れており、特に因果関係があるとは考えられません。しいて言えば、メガマウスが現れたら数日から2ヵ月以内にどこかで大きな地震が起きる「ジンクス」がある、ということでしょうか。


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