八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月5日17:00付けで更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.208 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 5月13日±1日(5月11日中に前兆終息の場合) 5月12日夜時点で前兆継続の場合は再考 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状 (5月5日夕刻現在)
- CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現していたが、5月3.5日に終息。5月5日午後に糸状特異再出現。
- CH20(八ヶ岳) 5月5日昼前に特異前兆が短時間出現。
- CH21(八ヶ岳) 5月5日に糸状特異出現。
- CH29(八ヶ岳) 4月26日に特異がいったん終息したように見えたが、4月27日午前から特異が再出現、5月1.7日に終息。
- CH32(八ヶ岳) 5月1日昼前から櫛歯前兆が出現。(櫛歯前兆とは、基線から数十秒ごとに突出する変動により櫛の歯状となる変動。浅い地殻地震や火山活動、群発地震の前兆として出現。)
▼ 考察
- CH21を除く前兆の動向はすべて5月6日± を示していたが、CH21の特異前兆が継続していることが調和していなかった。5月5日中にCH21の前兆が終息すれば、誤差範囲内で5月7日に地震発生の可能性が考えられた。
- しかし、上記「現状」のように、5月5日にCH17とCH20に前兆出現。CH21にも糸状特異が出現 → 5月5.6日が極大の可能性。
- CH32には5月1日昼前(5月1.4日)から櫛歯前兆が出現開始 → 初現と見なせる。
- 初現5月1.4日、極大5月5.6日として経験則を適用すると → 5月11日に前兆終息、5月13日± に地震発生の可能性が算出される。
- 5月6日~7日の地震発生の可能性は否定できる。
- 推定領域について、影響局誤認の場合は福島など東北領域の可能性があるが、辻褄の合わない前兆が観測されており、上記の領域の方が考えやすい。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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