[1] GPSデータによる地震予測をおこなっている村井俊治・東大名誉教授のメール・マガジン『MEGA地震予測』では、「北信越地方・岐阜県」が「震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い」となっているそうです:
村井氏の予測は「要警戒」の場合は1ヶ月以内、「要注意」の場合は1~3ヶ月程度の期間です。
村井氏の地震予測法については以下のような批判があります:
[2] VLF電波の伝搬異常による地震予測をおこなっている早川正士・電気通信大学名誉教授の「地震解析ラボ」は、「3月16日まで、新潟沖から岐阜にかけて、内陸・海底ともにM5・5前後、最大震度5弱」と予測しています:
- 浦河沖~秋田沖、新潟沖~岐阜で震度5弱を予測 ― 地震解析ラボ (16年3月6日)
[3] FM電波による地震予測をおこなっている八ヶ岳南麓天文台の串田氏は、3月中旬までに現在観測されている前兆が終息した場合、3月22日±2日に福井県・石川県南部・岐阜県西部を中心とした領域(下記地図参照)でM7.8±0.5の地震が起きる可能性があると予測しています:
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-84)
- No.1778 長期継続全長続報 No.130-131 (PDF形式、2ページ目に推定領域地図あり)
串田氏の地震予測については、第三者が検証した論文がいくつか出されています。1995年半ばから1997年までの予測を検証した論文では、地震予測3要素(日時、場所、規模)のすべてが予測の範囲内であった割合は、適中率(注1)が11%、予測率(注2)が9%であったものの、場所についての適中率は79%、予測率は83%と報告されています。(詳しくは織原義明・長尾年恭著 『地震前兆現象を科学する』、祥伝社、2015をご覧ください。)
注1: 予測のうち、対応する地震が発生したものの割合
注2: 実際に発生した地震のうち、予測されていた地震の割合
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