9月13日付「阿蘇山に不穏な兆候」の続報です。
気象庁が9月20日に発表した「平成25年 No.38 週間火山概況(平成25年9月13日~9月19日)」によると、阿蘇山(地図)の火山性微動の振幅は17日ごろから小さくなっているとのことです:
阿蘇山では、9月7日頃から火山性微動の振幅がやや大きい状態が続いていましたが、17日頃から振幅は小さくなっています。孤立型微動、火山性地震は少ない状態で経過しています。
16日夜間に高感度カメラで確認できる程度の微弱な火映を観測しました。
17日に実施した中岳第一火口の現地調査では、湯だまりの量は4割、湯だまりの温度は76℃とやや高い状態でしたが、火口内およびその周辺の状況に特段の変化は認められませんでした。17日、19日に実施した現地調査では、二酸化硫黄の放出量は1日あたり500~700トン(前回5月17日600トン)と、特段の変化は認められませんでした。
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