2012年10月22日月曜日

政府インターネットテレビ「火山災害から ・・・」


10月18日、政府インターネットテレビで「火山災害から命を守るために~避難計画を知る大切さ」というタイトルの番組が公開されました。昨年3月11日の東北地方太平洋沖地震によって誘発されるであろう火山の大規模噴火に対する備えを呼びかける内容です:

以下は字幕からの抜粋です:
日本ではこれまで、100年間に5・6回の頻度で大規模な火山噴火が起きていました。しかし現在は、ここ100年近く、どういうわけか大規模な噴火は起きていません。 
20世紀以降、100年ぐらいの間は小さな噴火は何回も起こっているんですけどね。大きな噴火がないんです。ですから、ちょっと今、異常に静かすぎるというのが日本の現状なんですよ。実際に、M9の地震が3月11日に起こった時に、その日から、北は北海道から南は九州まで、活火山のうちの20の活火山で地震活動が始まったり、日本中の地殻の状態は3月11日までとはずいぶん違う事になっているんですね。それが結果として火山噴火に結びつくという事は十分にありうることですね。」(藤井敏嗣 東京大学名誉教授 火山噴火予知連絡会会長)

番組開始から3分8秒目あたりに映し出される写真が印象的です。有珠山噴火による噴石で、コンクリート製の建物の屋根が蜂の巣のように穴だらけになっています。

昨年3月11日以降にこのブログでとりあげた日本の火山に関する記事を、以下の「関連記事」にリストアップしました。あちこちの火山で不気味な変化や胎動が起きています。


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