- 東南海地震の震源域での小地震の発生パターンがこの 10年、1944年に起きた大地震の直前の 10年間に似てきた。
- 前回の東南海地震までの 10年間に震源域で起こったマグニチュード 3.5 以上の地震の発生傾向を、最近の 10年間と比較した。その結果、双方とも 51~90年の 40年間に比べ、志摩半島南側などで地震が増え、逆に渥美半島先端などでは減少。最近の傾向は、前回の直前と似ていることが分かった。
- 震源域には固着の強い部分と弱い部分があるが、弱い固着が徐々にはがれ、大地震の直前には強く固着した場所にエネルギーが偏ると考えられている。この偏りの影響で、大地震の前に震源域周辺で起こる小地震の発生パターンも変化するとみられる。
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