2010年1月7日木曜日

日本版 HAARP ?

今朝の朝日新聞に「南極プロジェクト お正月も観測隊」という記事が掲載されました。51次南極観測隊に同行取材した報道記者が書いたものです。この中に、以下のような件(くだり)があります:
51次隊は、昭和基地に南極で初めて地表近くから高度 500キロまでの大気を精密に観測できる大型大気レーダー「PANSY」の建設を始める。高さ約 3メートルのアンテナを約 1千本建て、大気の流れる方向や速度を精密に観測する計画だ。世界各地にあるレーダーと連携、気候変動システムの解明につなげる。上空のオゾンやオーロラ、太陽活動の状況も探る。
以下は PANSY (南極昭和基地大型大気レーダー計画)のホームページです:
京都大学が滋賀県とインドネシアに同様の施設をすでに保有していて、それらやノルウェーの施設との連携も計画されています。インドネシアの施設の写真をみると、多数のアンテナが並んでいて、どことなく HAARP の写真に似ています。でも実際のところは、使う周波数や出力が違っているようです。

ちなみに、HAARP は北緯 62度、PANSY は南緯 69度で、PANSY の方が極点に近い場所に建設されます。