前回の更新情報の概略 ——
CH32観測装置 の特異変動が 1月19日16時ごろ(19.7日)に静穏化、さらに残っていた微弱な変動も 1月21日14時30分(21.6日)に静穏化。
16年7ヶ月間にわたって継続した変動が全て終息した。
12月8.8日極大に対する静穏化時期を前者 19.7日とした場合は 2月3日±2日、後者 21.6日とした場合は 2月5日±2日が地震発生推定日として『経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1』から算出される。大枠としては 2月4日±3日。
今回の更新情報の概略 ——
現状 —
- 静穏だった CH26と CH20観測装置に PBF特異が短期間再出現。
- CH26観測装置には、微弱な火山性変動も散発的に出現。
- 静穏だった CH32観測装置に特異変動が短期間再出現。
直前変動 — 上記の変動はすべて昨年 12月6日に観測された変動と同一タイプ。この時期だけに短期間再出現したことから、直前変動の可能性が考えやすい。
極大日の見直し — 12月8.8日を極大と認識していたが、PBF特異が顕著化した期間の中心の 12月6日を極大に修正。上記の再出現した変動は 12月6日極大に対する直前変動の可能性が考えやすい状況。
計算 1 — CH26 および CH20の PBF特異と、CH32 特異の重複時間帯の中心は 1月25.7日。極大 12月6.0日、直前特異 1月25.7日として『経験則[極大〜地震発生]:[直前特異〜地震発生]= 6:1』を適用すると、地震発生日として 2月4日±2日を得る。
計算 2 — 極大 12月6.0日、CH32の顕著な特異変動が消えた 1月19.7日を終息として『経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1』を適用すると、地震発生日として 2月4日±2日を得る。
結論 — 今後、変動出現が観測されなければ、2月4日±2日、特に 2月4日または 2月5日に対応地震発生の可能性が考えやすい。
[注]特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。
推定日 | 2025年2月4日±2日 特に 2月4日または 2月5日の可能性が考えやすい 今後の変動で修正が必要な場合は続報で修正 |
推定時間帯 | 09:00±2時間 または 18:00±3時間 前者の可能性が若干高い |
推定震央領域 |
「続報 No.384」所載の図6参照 太線領域内=大枠推定領域 斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い 弧線A~B以南の可能性は低い 直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。 |
推定規模 | 主震:M8.0 ± 0.3 複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など 余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性 |
推定地震種 | 震源が浅い陸域地殻内地震 |
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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