2024年9月19日木曜日

コンタクト・バイナリー

 
最近地球に接近した 2つの小惑星がコンタクト・バイナリー(接触連星)であることが、レーダー観測によって明らかになりました。レーダー観測は小惑星の形状を知るための主要な手法です。地球近傍小惑星のうち、大きさが約 200m を超えるものの少なくとも 14% は接触連星型とされています。

▼ 8月19日に約 11.9LD まで地球に接近した小惑星 2024 JV33: 長さ約 300m、自転周期約 7時間、地球との相対速度 11.1km/s。



▼ 9月17日に 2,6LD まで地球に接近した小惑星 2024 ON: 長さ約 350m、自転周期約 6時間、地球との相対速度 8.9km/s。表面には、幅約 4m を超える「地形的特徴」が見られます。また、表面に見える明るいレーダー反射は大きな岩石であろうと考えられています。