2021年7月17日土曜日

隠された大陸 アイスランディア

 
これまで大西洋中央海嶺で作られた海洋性の地殻が広がっていると考えられていた北大西洋ですが、実はグリーンランドからユーラシア大陸まで伸びる広大な大陸性の地殻が隠れている(地図)、との新説です。提唱しているのはイギリスの地球物理学者が率いる国際的な地質学者のチーム。この新説が正しいならば、プレートテクトニクスにとっては大きな打撃となりますが、どうでしょうか。
 
■「これまでアイスランドは海洋地殻に囲まれていると考えられていましたが(中略)アイスランドの地下にある地殻の厚さは 40キロ以上で、通常の海洋地殻の 7倍の厚さがあります。これは単純には説明できませんでした」 ■「この厚い地殻が大陸のものである可能性を考えてみると(中略)海の下にアイスランドよりもはるかに大きな大陸が隠されていたのです」 ■「もしこの説が証明されれば、5000万年以上前に分裂したと考えられている巨大な超大陸パンゲアが分裂していないことになり、大陸に関する考え方が変わる可能性がある」 ■「アイスランドと同じようなケースがもっと多くの場所で見つかるかもしれません」: