7月26日 02時51分(日本時間)、エジプト・ギザの大ピラミッドに匹敵する大きさの小惑星が地球のそばを通過しました:
以下は上掲記事の主要部分をテキトー訳したものです:
「2008 GO20」と呼ばれるこの地球近傍小惑星は、地球から 280万マイル(450万キロ)の距離まで接近した。報道によると、この小惑星は時速 18,000マイル(約 29,000km)の速さで飛行したという。
この岩塊の大きさは 318〜720フィート(97〜220メートル)と推定されている(ギザの大ピラミッドの高さは 450フィート= 138 m)。宇宙を漂う岩塊のうち、大きさが約490フィート(150m)以上あり、地球から 460万マイル(740万km)以内に接近すると予想されるものは、潜在的な危険性がある小惑星(PHA: potentially hazardous asteroid)とみなされ、NASAの地球近傍天体研究センターが監視している。なお、この距離は地球と月の距離の 19.5倍に相当している。
現実にはこの距離は、われわれが知っている(衝突には至らなかった)最短の接近事例とは比較にならない。2020年8月16日に小惑星 2020 QG がインド洋上の高度 1,830マイル(2,950km)を通過したことがあるのだと、Live Science の姉妹サイト Space.com が報じている。このような小さな宇宙の岩塊は、地球上の生命に危険を及ぼすことはない。
一方、2008 GO20 には「潜在的な危険性」がある。なぜなら、時間の経過とともに惑星の重力に引きずられて軌道が変化し、地球の軌道を横切るようになる可能性があるからだ。もしそうなれば、将来的に地球に衝突する可能性があると NASA は述べている。
2008 GO20 が地球の近くにやって来るのは、今回が初めてではない。NASA の記録によると、最も地球に接近したのは 1901年8月4日で、地球から 80万6,856 マイル(130万km)の距離まで近づいたとされている。それに次ぐ接近記録は 1935年7月31日のことで、地球からの距離は 115万マイル(185万km)であった。次回の地球接近は 2034年7月24日で、2008 GO20 は 310万マイル(500万km)まで近づくと予想されている。
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