2014年3月16日日曜日

イエローストーンで地殻変動続く


アメリカ・イエローストーン国立公園(地図)の北中央部で地殻変動が続いています:

上記の米国地質調査所(USGS)の発表文をまとめると以下のとおりです:
  • 2013年の夏の終わりごろから、イエローストーン国立公園の北中央部で小規模な地殻変動が観測されている。

  • 2014年2月までの5ヵ月間で、3.5cmの隆起と南東方向に1cmの移動が記録された。

  • 変動は円形のパターンを描いており、深さ6kmから10kmで圧力が高まっているとする想定と整合的である。

  • 同様のパターンを持った変動は過去にも同じ場所で起こっている。1996年から2003年にかけて12cmの隆起があり、2004年には沈降に転じた。

  • イエローストーン火山観測所は、当該地域に追加のGPS観測機器を展開することを計画している。

  • 2010年に始まったイエローストーン・カルデラの沈降は鈍化している。

  • イエローストーンで起きている全ての変動は、過去に記録された変動の範囲内に収まっている。

  • ユタ大学の観測によると、2月にはイエローストーン国立公園内で245の地震が観測された。そのうちの153は、地殻変動が生じている領域近くで発生している群発地震によるものである。

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