2019年6月20日木曜日

月虹出現 ― 長野県豊丘村


満月の1日前の6月16日夜、長野県豊丘村(地図)などで月虹が見られました。「肉眼では白く見えたが、カメラで撮影したところ、七色に写っていた」:

関連記事

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-52)


米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉(地図)が、6月19日02時21分(日本時間19日17時21分)ごろから熱水や水蒸気を噴出し始めました。今年23回目の噴出です(昨年の噴出記録はこちらを参照してください):

日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月4日 10
2 1月16日 12
3 1月25日 9
4 2月1日 7
5 2月8日 7
6 2月16日 8
7 2月25日 9
8 3月4日 7
9 3月11日 7
10 3月17日 6
11 3月25日 8
12 4月8日 14
13 4月25日 17
14 5月3日 8
15 5月8日 5
16 5月13日 5
17 5月20日 7
18 5月27日 7
19 6月1日 5
20 6月7日 6
21 6月12日 5
22 6月15日 3
23 6月19日 4


以下は最寄りの地震計の記録です。深夜の噴出であったため、人の活動によるノイズがなく、噴出の様子が明瞭に残されています:

昨年(2018年)のスティームボート間欠泉の年間噴出回数は32回で、正確な記録が残っている範囲ではこれまでで最多でした:

スティームボート間欠泉の年間噴出回数
(過去50年間)


関連記事

2019年6月17日月曜日

宇宙から見たレッド・スプライト


カリフォルニア州上空を通過中の国際宇宙ステーションから撮影したレッド・スプライトです。撮影日は5月10日:

関連記事

小惑星 2019 LU4 が月と地球に接近へ


小惑星〝2019 LU4〟が 6月18日に月と地球に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 13~30m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは5月27日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2019 LU413~30  (月)6月18日 00:31
(地球)6月18日 14:29
2.40
1.97
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星の接近時の地球との相対速度は秒速8.1km(時速約2万9000km)と予報されています。

 月への接近時刻には ±2分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事

ダイオウイカ、イルカ、オットセイ ― 秋田県


秋田県では春ごろから海の動物の「異変」が続いています。

▼ 4月1日 にかほ市象潟町 象潟漁港(地図

▼ 4月10日 男鹿市北浦入道崎 畠漁港(地図

▼ 4月14日 秋田市 秋田運河(地図

▼ 5月27日・29日 男鹿市船越(地図

▼ 6月2日 にかほ市象潟町 象潟漁港(地図

秋田県で思い出すのは日本海中部地震です。<秋田県の沖に起きたのに、秋田沖地震ではなくて「日本海中部地震」と名付けられた>、<県内には「揺れたら浜へ逃げろ」という教えをたたき込まれた人も少なくないはず>:

関連記事

2019年6月16日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-208)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 6月14日16:00付けで更新情報を出しています。今回の情報は全5ページにわたる詳細なものです:
No.1778前兆群は2008年7月から11年近くにわたって継続している。

長期継続していた CH21(八ヶ岳)も徐々に安定し、基線電圧も正常値に近づいている。CH7(八ヶ岳)は完全糸状状態であったが、基線を描くようになってきている。

CH21 が6月16日前後に、CH7 が6月17日前後に静穏化すれば、6月19日または20日の地震発生の可能性が確定できる。

推定時期2019年6月19日または20日(6月18日~21日の可能性あり)
6月18日以降も前兆継続の場合は修正する。
推定時刻 午前9時30分±1時間30分 または 午後4時±3時間
推定震央領域 続報 No.266」所載の地図参照
太線内は基本推定領域、点線内は最大誤差を含む大枠推定領域、斜線部分は火山近傍前兆が出現していることを考慮した推定領域。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の浅い陸域地殻内地震(火山近傍の可能性が高い)


今回の更新情報には詳しい解説が付けられています。たとえば、2ページ目には陸域の地殻内地震と推定する理由、3ページ目には発生時刻が「午前9時30分±1時間30分 または 午後4時±3時間」と予測できる理由が述べられています。ぜひ、ご一読ください。


関連記事

クジラが港に迷い込む ― 福岡県北九州市


6月12日朝、福岡県北九州市小倉北区の小倉港日明泊地(地図)に、コビレゴンドウが迷い込んでいるのが見つかりました:

コビレゴンドウは6月15日に保護されましたが、沖合に移送中に死にました。体長約 4.3m、体重 500~600kg でした:

関連記事

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-51)


米国イエローストーン国立公園内のスティームボート間欠泉(地図)が、6月15日16時40分(日本時間13日03時53分)ごろから熱水や水蒸気を噴出し始めました。今年22回目の噴出です(昨年の噴出記録はこちらを参照してください):

日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月4日 10
2 1月16日 12
3 1月25日 9
4 2月1日 7
5 2月8日 7
6 2月16日 8
7 2月25日 9
8 3月4日 7
9 3月11日 7
10 3月17日 6
11 3月25日 8
12 4月8日 14
13 4月25日 17
14 5月3日 8
15 5月8日 5
16 5月13日 5
17 5月20日 7
18 5月27日 7
19 6月1日 5
20 6月7日 6
21 6月12日 5
22 6月15日 3


以下は最寄りの地震計の記録です。16時40分ごろに始まった噴出は数分で止まり、16時51分ごろから継続的に噴出しました。このほか、地震計の記録には、午前中から数分間の噴出ではないかとみられる震動が何回も残っていますが、観光客などが起こす振動と区別がつかず確認できません。また、15時台にも10数分間にわたって噴出かもしれない震動が記録されています:

昨年(2018年)のスティームボート間欠泉の年間噴出回数は32回で、正確な記録が残っている範囲ではこれまでで最多でした:

スティームボート間欠泉の年間噴出回数
(過去50年間)


関連記事

2019年6月15日土曜日

大気重力波


カンザス州に現れた大気重力波:


関連記事

2019年6月13日木曜日

スパルタの大地震


クラウディウス・アエリアヌス著『ギリシア奇談集』(岩波文庫 赤 121-1)から:
スパルタ人がタイナロン〔のポセイドン神殿〕の嘆願者を信義に悖る仕方でその場から立ち退かせて殺した時(嘆願者は隷農だった)、ポセイドンの怒りで地震がスパルタを襲い、激しく町を揺ったので、町全体で残った家はわずか五軒であった。

次のような訳注が付されています:
前464年のこの事件は多くの文献に記されているが、プルタルコス『キモン伝』16 によると、この時の王アルキダモスは、スパルタ人が家財の救出に狂奔するのを見て集合喇叭を吹き鳴らし、人々を家屋倒壊の下から救った。

この訳注は曖昧な点があって、アルキダモス王が集合喇叭によって人々を呼び集め救助の体勢を整えたとも、余震による建物の倒壊でさらに犠牲者が出るのを防いだとも解釈できます。後者だとすると日本の「稲むらの火」を思い起こさせる逸話です。

しかし、実際はそのいずれでもなかったようです。以下は "Plutarch, Cimon" からのテキトー訳です:
地震の直前、若者たちが列柱のある屋内競技場の中で訓練をしていると、一匹の野ウサギが現れた。若者たちはおもしろ半分に建物の外に飛び出し野ウサギを追いかけた。建物の中に残った者は崩落した建物の下敷きになって死んでしまった。彼らの墓は、今日に至るも Seismatias と呼ばれている。

アルキダモス王は間近に迫っている危機をただちに把握した。彼はスパルタ市民たちが倒壊した家屋から貴重品を取り出そうと狂奔しているのを見て、敵の襲来を告げるラッパを吹き鳴らすよう命じた。市民たちを速やかに武装させ彼の下に参集させるのが目的である。この行動がスパルタを危機から救った。なぜなら、地震から生き残ったスパルタ人を殺すために周辺の国土からヘロット(農奴、奴隷)たちがどんどん集まってきていたからである。

しかし、スパルタ人たちが武装して隊列を組んでいるのを見た彼らは、それぞれの都市に引き上げ、多くの自由民(Perioeci)を巻き込んで戦端を開いた。メッセニア人(Messenians)もスパルタ人に対する攻撃に加わっていた。

著者のクラウディウス・アエリアヌスは、西暦200年ごろのローマ人です。