10月7日付「アフガニスタン西部で地震連発」の続報です。
アフガニスタン西部ヘラート州ではその後も地震が頻発しています。特異なのは M6.3 の地震がほぼ同じ場所で 4回も発生していることです。震源の深さは誤差が大きいのが常ですが、数字を見る限り、徐々に浅くなっているようです(発生時刻は日本時間):
- 10月7日15時41分 M6.3 深さ 14.0km
- 10月7日16時12分 M6.3 深さ 10.0km
- 10月11日9時41分 M6.3 深さ 9.0km
- 10月15日12時36分 M6.3 深さ 6.3km
「 M6.3 の地震が 4回発生したアフガニスタンの地域の地震活動を更新して拡大した地図。直近のシーケンスを紫色で表示している。 4つのイベントの発震メカニズムは、すべて同様の浅い逆断層である。 このシーケンスの領域の範囲は半径約 20km である 」↓
An updated and zoomed in map of the seismicity in the area of the Afghanistan M6.3 earthquake quadruplet(?) with the current sequence in purple. Mechanism for all four events is similar shallow reverse faulting. The radial extent of the area of this sequence is ~20 km. https://t.co/tj3QmyoZ32 pic.twitter.com/eXoBWYB2zN
— Jascha Polet (@CPPGeophysics) October 15, 2023
OCHA(国連人道問題調整事務所)の発表は、少なくとも 1480人が死亡、1950人が負傷、衛星画像による推定で 289の村が深刻な影響を受け多くが破壊されたとしていますが、報道によっては死者は 2000人前後とも伝えられています。
関連記事
- アフガニスタン西部で地震連発 (23年10月7日)