『信濃毎日新聞』の記事です:
長野県北部にある志賀山(地図)が、約400年前に水蒸気噴火、6000年前にマグマ噴火を起こしていた可能性が高いことがわかり、活火山として認定される方向となっています。志賀山は、これまでの研究で 7万~24万年前に噴火したとされていました。現在、活火山の定義は「概ね過去 1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」となっています。
志賀山から南に約 9km 離れたところには草津白根山(地図)がありますが、志賀高原から草津白根山までの地域で地震活動に連続性が確認され、地下構造にも共通性が見られ、火山活動が相互に関係している可能性が浮上しているとのことです。
以下は気象庁の資料からまとめた活火山の定義と活火山数の変遷です:
定義 | 活火山数 | |
---|---|---|
1960年代 | 噴火の記録のある火山 |
|
1975年 | 噴火の記録のある火山 及び現在活発な噴気活動のある火山 |
77 |
1991年 | 過去およそ2000年以内に噴火した火山 及び現在活発な噴気活動のある火山 |
83 |
1996年 | (3火山追加) |
86 |
2003年 | 概ね過去1万年以内に噴火した火山 及び現在活発な噴気活動のある火山 |
108 |
2011年 | (2火山追加) |
110 |
2017年 | (1火山追加) |
111 |
111 の活火山のうち、気象庁が火山活動を 24時間体制で観測・監視している「常時観測火山」の数は 50 です。