トルコの都市イスタンブールが面するマルマラ海(地図)で「海の鼻水」と呼ばれる現象が起きています。藻類が生み出す大量の粘液が海面を覆うことが原因で、魚類や貝類に影響が出ています。この現象は、トルコでは 2007年に初めて確認されましたが、今回は観測史上最大。専門家は、環境汚染と地球温暖化が原因となって藻類の成長が加速したと説明しています:
- トルコで「海の鼻水」大量発生 住民に不安広がる (動画あり)
- トルコで「海の鼻水」大量発生 住民に不安広がる (同一内容)
マルマラ海の海底には北アナトリア断層という右横ずれ断層が東西に延びており、トルコ最大の都市イスタンブールを襲う大地震の発生が懸念されています。
マルマラ海の西につながるエーゲ海では、この春、異常な低潮位が続きました:
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