2021年6月6日日曜日

ソルトン湖周辺で群発地震 — 米国カリフォルニア州

 
 米国カリフォルニア州南部にあるソルトン湖(Salton Sea)の南岸周辺で群発地震が起きています。マグニチュード 2.5 以上の地震がすでに 50回近く発生。最大規模は 6月5日10時55分(日本時間6日02時55分)に発生した M5.3、震源の深さ 5.8km(震央地図USGS資料)。発震機構は横ずれ断層タイプです。被害はなかったと報道されています。

ソルトン湖は、カリフォルニア州の南端にあるサンアンドレアス断層の上に位置しています。この地域では、地球の地殻が引き伸ばされています。今日の地震は、サンアンドレアス断層の南端近くにある水没した断層に関係しています。ブロウリー地震帯と呼ばれるこの伸張地帯は、サンアンドレアス断層とカリフォルニア州南部のインペリアル断層を結んでいますサンアンドレアス断層はカリフォルニア州で最も長い断層で、専門家の間では最も危険な断層と考えられています

今回の震源域の北にあるディズニーランド周辺でも 1週間ほど前に群発地震が発生しています:
 
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