2017年8月5日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-170)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月29日16:00 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、8月8日± に地震発生の可能性:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定。現状で最も早期の可能性は8月8日±2日
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。前者の領域(地図中のA)の方が可能性が高い。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
7月11日から14日にかけて出現した噴火前兆が関連している場合には、地震活動にともなって火山噴火の可能性もあり。
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH17(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH21(八ヶ岳) 7月26.7日に静穏化するも、7月29日未明から特異前兆が再出現、現在も継続中(更新情報冒頭のグラフ参照)。

  • CH26(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH29(八ヶ岳) (記載なし)

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。

  • 前回の更新情報では、7月27日±、8月1日±、8月7日± の時期に地震発生の可能性があるとし、対応する前兆終息時期を示したが、現時点で前兆が終息していないため、7月27日± と8月1日± の可能性は否定。

  • 7月29日未明から再出現しているCH21の特異前兆について、直前特異(静穏化後に前兆が短時間再出現する現象)の可能性を検討したが、これまでに出現したどの極大とも調和しない → CH21は完全静穏化しておらず、まだ前兆期間中であると判断。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直した結果、8月8日± が示唆される。

  • 8月8日± に地震発生の場合は、8月5日± に前兆が静穏化する見込み。

  • 過去に8月中に大型地震が発生したケースは少ない → 8月7日時点で前兆が継続している場合には、地震発生は9月以降になる可能性も否定できない。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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