ESA(欧州宇宙機関)の Sentinel(歩哨、見張り)衛星が8月8日に撮影したグリーンランドの大規模な原野火災です:
以下は画像に付けられた説明の要旨です:
- 7月末から、グリーンランドが大規模な原野火災に襲われている。
- グリーンランド西部で発生しているこの火災は、ピートランド火災(peatland fire)とみられる。
- グリーンランドはほぼ完全に厚い氷床に覆われているが、海岸沿いには炭素成分に富むピートランド(泥炭地)が分布している。
- 永久凍土層が(温暖化によって)溶け、ピート(泥炭)が(露出して)着火しやすくなっているために火災が発生したと懸念されている。
- ピート(泥炭)は燃料としても使われるほど燃えやすいため、今回の火災はしばらく鎮火しないとみられている。
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