冥王星(および太陽系外縁天体)探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星と衛星カロンに接近した際の画像を、NASAが新たに公開しています:
冥王星なんてどうせクレーターだらけか氷に覆われただけの面白みのない世界だろうという予想は見事に裏切られました。これまで探査機が接近もしくは着陸したどの天体とも異なる姿をしています。
ニュー・ホライズンズは、冥王星接近時に取得した観測データや画像を今後約1年をかけて地球に送ってくることになっています。地球から数十億km離れた同探査機が地球に情報を送るスピードは、NASAの〝Launch Press Kit January 2006〟(PDF形式)によれば毎秒約700ビット、上掲の『産経ニュース』によれば「4KB/秒以下」ですから、長期間を要するのは致し方ありません。初期のパソコン通信なみの通信速度です。情報を全部送りきる前にニュー・ホライズンズが故障しませんように。
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