11月10日付「南海地震の前兆をつかめ ~在野の地震研究者の挑戦~」の続報です。
NHKの番組は、高知県土佐市在住の中村不二夫さんが南海地震の前兆現象について長年続けている地道な調査活動を伝えるものでした。昭和南海地震の前兆としては、井戸の水位の変化や異常な引き潮があったとする証言が多いようですが、番組が中心に据えていたのは「鈴波」でした。江戸時代末の安政南海地震を記録した寺の文書に記述があり、昭和南海地震でも鈴波らしい現象を経験したとの証言が得られています。鈴波については以下の記事を参照してください:
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