2019年11月26日火曜日

アルバニアで M6.4 (補足-2)


震源付近の地下構造を示す断面図です(クリックすると拡大します)。

中新世以降に沈み込み帯が西(図の左方向)に後退(roll back)したために、アドリア海に近い領域(図の左半分)は圧縮応力の場に、遠い領域(右半分)は伸張応力の場になっています。今回の地震は圧縮応力の領域で生じた逆断層が原因ですが、伸張応力が卓越する右半分では正断層が発達して盆地や湖が形成されています。



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