2012年9月13日木曜日

NASAが小惑星の名前を募集


NASAは、小惑星の表面のサンプルを地球に持ち帰る探査機〝OSIRIS-REx〟の打ち上げを計画しています。同探査機の目的地である小惑星には〝1999 RQ36〟という符号しかないため、名前を募集しています。参加資格は世界中の18歳未満の青少年。締め切りは12月2日です:

小惑星の名前については、アルファベットで16文字以内、発音可能であること、既存の小惑星と紛らわしくないことなど、国際天文学連合の定めたガイドラインがあります:

上記のガイドラインには、“non-offensive”であることという決まりもあります。“Takeshima”や“Senkaku”などはこの規定に抵触する公算大です。

〝1999 RQ36〟は〝Potentially Hazardous Asteroid〟(将来地球に衝突する危険性のある小惑星)に分類されており、170年後の2182年に地球に衝突する可能性があるとされています。NASAがこの小惑星に探査機を送る目的は、「太陽系の起源と、地球に生命をもたらした可能性がある有機分子について手がかりを得ること」とされていますが、地球衝突に備えて事前にこの天体の性質を調べておくということもあるのではないでしょうか。

〝OSIRIS-REx〟は2016年に打ち上げられる予定です。NASAは2025年に小惑星への有人飛行を計画しています。


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