2009年11月23日月曜日

内陸直下型地震と断層

内陸直下型大地震の予測では、予測の有力な手がかりは地表に現れた地震断層です。しかし、地下の震源断層のずれが地表に断層となって現れないことがあり、危険な活断層の半数近くを見逃す(見逃している)恐れがある、と京都大学防災研究所の研究チームが指摘しています:
過去の内陸直下型地震78件を分析したところ、「地下で地震を発生させた震源断層と地表に現れた地震断層の長さがほぼ同じで、地震断層が地震の規模を反映していたのは、M7以上の9件の大地震でも4件しかなかった。M6~7未満では、69件のうち1件だった」とのことです。