2009年11月13日金曜日

巨大地震でも死者なし ― 名古屋城下

名古屋大学災害対策室の市民向け講座で、同大学の溝口常俊教授(歴史地理学)がおこなった講演の内容が、『読売新聞』に紹介されています:
鸚鵡籠中記』という尾張藩御畳奉行の日記を分析した結果、「全国で 3万人以上の死者が出た宝永地震(注)では、名古屋城下に限れば死者はなく、地震に強い町だったと言えそうだ」とのことです。だからといって、次の大地震でも大丈夫だという保証はありませんが。
(注)1707年、M8.6
この講座も、大学がおこなうアウトリーチ活動の一例です。

なお、『鸚鵡籠中記』を紹介した『元禄御畳奉行の日記』の一部を以下で読むことができます: