2023年8月12日土曜日

太陽面大爆発

 
2006年10月に打ち上げられ、地球の公転軌道よりも僅かに太陽に近い軌道を公転して、太陽の観測を続けている NASA の太陽観測機 STEREO-A(Solar TErrestrial RElations Observatory - Ahead)が 7月17日に記録したコロナ質量放出(CME)のコロナグラフ画像です。この大規模な CME は地球の方向に向かって放出されました。太陽活動の激しさが実感できる映像です:
 

リング状の金星

 
金星は 8月13日に内合となり、地球‐金星‐太陽が一列にならびますが、以下は 8月10日に撮影されたリング状の金星です。金星の左半分にもうっすらと輪郭が見えています:
 
金星は、太陽と月以外では地球にもっとも大きな重力的影響を及ぼす天体です。内合のときには地球から金星までの距離がもっとも近くなります。金星の内合から 3日後の 8月16日には新月となります。


天変地異相次ぐ — 中国各地

 
中国各地で天変地異が相次いでいるようです。ただし、ソースはいずれも反体制系の記事や動画ですので、その点は留意してください:
  1. 「地面から噴き出す熱湯」「虫の大群の移動」中国各地で異常現象が頻発 天変地異の前兆か (写真あり)
  2. 中国各地で異常現象が発生 河北の多くのところで噴水 三伏天に大雁が南へ飛ぶ (YouTube動画、異変のニュースは8分47秒から12分02秒あたりまで)
  3. 中国各地で天変地異多発、8月12日マグニチュード8以上の大地震? 奇跡! 北京房山洪水で壊滅的な被害を受けるも、龍王廟のみ無傷だった!? (YouTube動画)
 
2番目の動画から異変の情報を抜き書きすると以下のとおりです:
  • 8月7日 河北省 季節外れに大雁の大群が南に向かって飛行
  • 8月7日 北京市 草地から蒸気や泥水が噴出
  • 河北省 地面から水がわき出す
  • 河南省  巨大な水柱が噴き上がる、高さ5〜6m
  • 8月6日 河北省 虫の回転運動(渦巻き形成)
  • 8月7日 河北省 虫の大群が移動 
  • 8月7日夜 河北省 雪が降る

虫の渦巻き現象については以下も参照してください:
 
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2023年8月9日水曜日

十和田(火山)で地殻変動

 

7月6日に急増した十和田 (地図)の火山性地震は、1日で 139回を数えましたが、その後は低調に推移しています。最大規模は M2.3 でした。7月29日にも M2.3 の地震が発生しましたが、地震の増加はみられませんでした。

気象庁が 8月8日に発表した「十和田の火山活動解説資料(令和5年7月)」(PDF形式)によると、十和田湖の西岸にある GPS 観測点が西に動く地殻変動が観測されているとのことです ——
 
十和田周辺の一部のGNSS基線長に、火山活動に起因するかは不明ですが、2023年前半から大川岱観測点が西方向にわずかに動くような変化がみられます。
 
 これまでの火山活動解説資料では、地殻変動について「火山活動によると考えられる変化は認められませんでした」とされていました。
 
 
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血のような色の月、雪、赤い空 — 中国・山東省の地震

 
8月6日早朝02時33分(日本時間同日03時33分)、中国東部の山東省で M5.5 の地震が発生し、建物の倒壊や壁の崩落、ガスの供給停止などの被害が出ました。震央は首都・北京の南 300km ですが、北京や天津でも揺れを感じたとのことです。米国地質調査所(USGS)は、M5.4、震源の深さ 10km としています(震央地図)。 横ずれタイプの断層に起因する地震だったようです。
 
この地震の前後には、さまざまな異常現象が報じられています:
  • 8月1日 湖北省 月が血のような色をしていた
  • 8月5日 河北省 雪が降る
  • 8月6日 山東省 空がまっ赤な色に染まる
  • 8月6日 河南省 地震後にツバメの大群が現れる

「5日夕方の日没ごろに空が赤くなり始め、6日午前0時ごろまで続いた」(済南市のコンビニ店員)、「空の赤い光が発生するのはよく見られることで、主に気候的な理由によるもの。地震との関連については信用するに十分な根拠がなく、なおかつ震源から数十キロ離れた場所の現象には予測材料としての意味は何もない」(済南地震監視測定センター):

2023年8月6日日曜日

気候変動がもたらす15の意外な影響

 
Live Science』の記事です。気候変動によってもたらされる 15 の意外な影響を記しています:
 
15の影響は以下のとおりです:
  1. ホームランの増加
  2. カエルが小型化し、鳴き声が甲高くなる
  3. 飛行機の揺れが大きくなる
  4. 睡眠不足が増加
  5. 犬による咬傷件数の増加
  6. 落雷による山火事の増加
  7. 出生数の減少
  8. トカゲの性転換増加
  9. アレルギーの悪化
  10. 地球の反射率の低下
  11. 火山噴火の増加
  12. コーヒー栽培適地の減少
  13. ヤギの小型化
  14. ミイラの保存状態の劣化
  15. 樹木の成長が速くなる
 
「7. 出生数の減少」については次のように書かれています:
 
暑い日が続くと出生率が低下することが指摘されている。2018年に『Demography』誌に発表された研究によると、平均気温が 80°F(26.7℃)を超える日は、60°F(15.6℃)から70°F(21.1℃)の日に比べて、およそ 9カ月後(平均妊娠期間)の出生率が 0.4% 低下することが判明している。科学者たちは、高温は性欲減退を引き起こすというよりも、むしろ生殖能力を低下させる可能性があると考えている。一部の研究では、高温条件が精子の遊泳を妨げる可能性があることが示されている。
 
 
「10. 地球の反射率の低下」については次のように書かれています:
 
2021年に『Geophysical Research Letters』に掲載された研究で、科学者たちは 1998年から 2017年の間に地球から月に反射した太陽光の量を分析し、私たちの惑星が薄暗くなっているように見えることを発見した。海水温の上昇によって東太平洋上空の反射率の高い低層雲が減少し、地球から反射する太陽光が減少していることがこの発見によって明らかになった。これにより、地球により多くの光エネルギーが閉じ込められ、地球温暖化がさらに進む可能性がある。


「11. 火山噴火の増加」については次のように説明されています:
 
地球の火山の多くは氷に覆われているが、地球温暖化によって氷の融解が進むと、溶けだした水が地下の高温の岩石やマグマと混ざり合い、より頻繁に激しい爆発を引き起こすようになる可能性がある。また、氷が溶けるとマグマにかかる圧力が低下し、マグマの内部でより多くの気泡が形成されるようになる。そして、この泡立つマグマがさらに地殻に圧力をかけ、マグマが地殻の亀裂を通って爆発的に噴出する。この考えは、2017年に『Geology』誌に発表された研究によって裏付けられた。研究者たちは、約 4500年前から5500年前の間、アイスランドでは気候が冷え込むと火山噴火の回数が高温期に比べて大幅に減少することを見いだしている。
 
 

2023年8月3日木曜日

ジョン・ミルン

 
7月31日は、日本地震学会を創設し、我が国における地震学の基礎をつくった「お雇い外国人」、ジョン・ミルンの命日でした。 

「1913年7月31日、"近代地震学の父" ジョン・ミルンが死去。日本における地震観測システムへの彼の貢献は非常に大きく、全国紙が彼の訃報を第1面で伝えた」:
 

等圧線

 
ふだん目にする天気図の等圧線は滑らかな曲線ですが、1hPa 刻みで詳細に描かれた等圧線はかなり曲がりくねっています。台風の周りの等圧線もきれいな円にはなっていません。日本列島の陸域の気圧も複雑です(拡大1拡大2):
 

2023年8月2日水曜日

深宇宙のクエスチョン・マーク

 
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が「ほ座」にある恒星 Herbig-Haro 46/47 を撮影した画像(拡大)です。6月26日に欧州宇宙機関(ESA)が公開したものですが、背後に「?」の形をした何かが写っています。
 
その正体ははっきりしていませんが、おそらくは複数の銀河が重力によって相互作用をしている姿か、あるいは、宇宙望遠鏡の視線方向で複数の銀河が偶然重なり合って見かけ上このような形に見えていると考えられています。赤方偏移を示す赤みを帯びた色合いから、かなり遠方にある天体であるようです:
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-152)

 
米国イエローストーン国立公園の 7月の状況です。スティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした。53日間噴出が途絶えています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23
3 3月11日 42
4 5月7日 57
5 6月9日 33
 
 
地震活動は通常のレベルでした。88件の地震が記録され、最大は 7月25日に発生した M2.2。7月10日から13日にかけて群発地震があり、12件の地震を観測。
 
スティームボート間欠泉のあるノリス間欠泉盆地近くの GPS観測点では、2022年10月から 2023年6月にかけて合計約 3cm の着実な沈降が記録されていましたが、7月にはいかなる変形も観測されませんでした。

イエローストーン・カルデラでは、年間数センチメートルで 2015 年以来続いてきた沈降が停止。毎年夏に起こる現象で、雪解け水などが地下に浸透したことが原因。約 1cm の季節的な隆起が記録されています。