2025年2月1日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-318)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田嘉男氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 1月30日14:00 付けで「続報 No.385」(PDF形式)を出しています。
 
前回の更新情報の概略 ——

今後、変動出現が観測されなければ、2月4日±2日、特に 2月4日または 2月5日に対応地震発生の可能性が考えやすい。

今回の更新情報の概略 ——

現況(図1参照) —
  • 1月19.7日に CH32 観測装置の特異変動が静穏化。
  • 1月25.0日を中心に CH20 観測装置と CH26 観測装置に PBF 特異が再出現。
  • 同じ時期から CH32 の基線に弱い特異変動が再び出現するようになっている。
 考察 —
 
ステージ 29 が示した 1月26日±3日に対応して、1月25.0日に PBF 特異の極大が出現した、この極大から CH32 に特異変動が継続出現していると解釈できる → 1月25日からステージ 30 に入ったと認識。

1月25.0日 の PBF 特異変動の極大は、ステージ 29 が示したステージ 30の極大であり、また 2024年12月6.0日極大に対する直前変動である可能性がある(No.1778 前兆群では以前にも同様な関係が現れたケースあり)。

2月4日±2日に対応地震が発生する場合、1月25日極大に対して 2月1.8日±1日に現在出現している CH32 の特異変動が静穏化することが計算できる。

2月3日時点で CH32 の特異変動が継続、または 2月4日±2日に極大の出現がない場合は、2月4日または 5日に地震発生の可能性がある。


[注]特異変動については『FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日2月4日±2日
2月4日または 2月5日の可能性が考えやすい
2月2日までに CH32 の特異変動が静穏化する場合に限る
2月3日時点で継続または 2月4日±2日に極大出現の場合は再考
推定時間帯 09:00±2時間 または 18:00±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.385」所載の図3参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後噴火変動が観測された場合は続報予定。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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