4月10日、気象庁の常時観測火山・十和田(地図)で火山性地震が急増(19回)しました。
気象庁「十和田の火山観測データ」より(クリックで拡大) |
気象庁が 4月8日に発表した「十和田の火山活動解説資料(令和6年3月)」(PDF形式)には、「2023年前半から大川岱観測点の西方向への変位によるとみられるわずかな変化が引き続き認められています。この変化には、2023年前半からの十和田湖2観測点の東方向への変位によるものとみられるごくわずかな変化も含まれていると考えられます」 とあります。大川岱観測点は十和田湖の西岸、十和田湖2観測点は東岸にあります。
十和田の最期の噴火は平安時代(西暦 915年)のことで、マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、泥流発生があり、火山爆発指数(VEI)は 5(非常に大規模)であったとされています。
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