2024年4月10日水曜日

ロシア極東に非常事態宣言、高い放射線レベル (続報)

 
 
事件の概要について香港の『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』紙が比較的詳しい記事を載せているので、その概略を紹介します:
 
ロシア極東のハバロフスク市は、先週発生した放射線レベルが局地的に 1600倍に急増し非常事態宣言が出された件について、放射線レベルが正常に戻ったと発表した。

ロシア国営通信社タス通信がハバロフスク市当局の話として報じたところによると、放射線は移動式の修理・化学作業場(mobile repair and chemical workshop)からの部品によって引き起こされたことが判明したという。

タス通信は月曜日の報道で、「放射線レベルの上昇は住宅から約2.5キロ離れた送電鉄塔付近で検出された」、「先週、ハバロフスクのスヴォーロワ通りとシドレンコ通りの地域で自然背景放射線の増加が記録された。当該地域以外では放射線レベルは正常だった」と述べた。

『モスクワ・タイムズ』紙によると、市内の工業地区にある金属倉庫付近で放射線量が急激に上昇していることを発見した住民が緊急サービスに通報した。同紙によると、当局は土曜日にこの地域に非常事態を宣言し、900平方メートルのエリアを封鎖した。

放射線レベル上昇の原因となった放射性物質は探傷器[注]用のカプセルであることが判明し、核廃棄物を扱う会社によって適切に処分された。

『ノバヤ・ガゼータ』紙は、放射線管理グループのボランティアらが現場で、800マイクロシーベルトのピーク放射能レベルを検出したと報じた。毎時 0.5マイクロ・シーベルトのレベルは一般の人々にとって安全であると考えられている、と同団体は同紙に述べたと伝えられており、これは検出されたレベルが安全な範囲より 1600倍高いことを意味している。
 
 [注]放射線や超音波を使って、金属などの材料内部の微小な傷や亀裂の位置や大きさ、形状などを見つけるための非破壊検査機器
 
 
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