2022年2月9日水曜日

真冬にヘビ出現 — 兵庫県


冬場の野鳥を撮ろうと出かけた写真愛好家がヘビに遭遇しました。撮影日時と場所は明記されていませんが、写真の投稿日が1月31日であることから1月末ごろのことで、撮影者のプロフィールに「居住地域」が兵庫県、「主な撮影フィールド」が兵庫県内と書かれているので、兵庫県内のことと思われます。
 
「冬場に蛇、それも黒い蛇に遭遇したのにはびっくり」、「最初は死んでいるのかと思いましたが、しばらくして再度行ってみると頭の向きが変わっていたので、動いていることを確認しました」:

1995年1月17日の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の前にもヘビが出現しています。以下は『阪神淡路大震災 前兆証言1519!』(弘原海清、東京出版、1995)からの引用です:
昨年12月の8日と17日の両日、冬眠中のはずのマムシが出て来て家人と「変だね」と話しておりました。当方には崖と竹藪があり夏には時々マムシにお目にかかりますが、今まで冬に出て来たことはありません。他のヘビはおりません。(神戸市垂水区)
 
季節はずれのヘビが度々出現していました。昨年10月の末頃より床下に2日に一度のわりで姿を見せ、11月になると毎日1日中(朝10時頃から夕方4時頃まで)おり、12月には毎日トグロを巻いて、それが地震当日まで続きました。(西宮市)
 
1978年1月14日の伊豆大島近海地震(M7.0)の前にも、冬にもかかわらず多くのヘビが目撃されています。以下は『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)からの引用です:
  • ヘビが出て死んでいた。(東伊豆町、震央から19km、地震の4〜5日前)
  • マムシ数匹が突然出て来た。(下田市、23km、2〜3日前)
  • ヘビ(ヤマカガシ体長60cm)が舗装道をはうのをみた。(磐田郡豊岡村、130km、2日前)
  • 近所の家の庭からヘビが出てきた。(横浜市戸塚区、90km、1日前)
  • ヘビを見た。(東伊豆町、19km、当日の朝)
  • ヘビ(土モグリ)6匹、石垣より出てきた。(南伊豆町、32km、24分前)

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