現在、火星の表面で活動しているNASAの探査車はキュリオシティとパーシビアランスの2台ですが、前者の車輪の損傷状況を1月27日に撮影した画像が公開されています。キュリオシティは2012年8月に火星のゲール・クレーターに軟着陸して以来約9年半にわたって探査を続け、これまでに約27kmを走行しています。現在はクレーター内にあるシャープ山の斜面を少しずつ登っているところです:
長年岩場の多い地形を走行することなどによって破損した車輪がなんとも痛々しいです。NASAは可能な限り緩やかな地形を横切るルートを選択し、車輪を制御するための改良したソフトウェアを送信して、走行する地形の種類に応じてキュリオシティの速度を調整するなどの対策を講じているとのことです。NASAでは、キュリオシティの車輪は残りのミッションの遂行に耐えられるとみています。
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