2020年7月24日金曜日

アラスカ半島沖 M7.8


7月22日15時12分ごろ、アラスカ半島南岸沖で M7.8、深さ 28.0km の地震が発生し、アラスカ州では弱い津波が観測されました:

米国地質調査所(USGS)の情報によると、この地震は太平洋プレートと北アメリカ・プレートの境界面またはその周辺で衝上断層が動いた結果である、震源付近では太平洋プレートが年間約 64mm の速度で北西に向かって北アメリカ・プレートの下に沈み込んでいる、断層の規模としてはおおよそ長さ 120km、幅 50km程度とのことです。

アラスカ大学フェアバンクス校のアラスカ地震センターによれば、今回の地震はシュマジン・ギャップ(Shumagin Gap)と呼ばれる地震空白域で発生、同空白域で地震が発生しないのは歪みが蓄積され続けているからなのか、スロースリップによって歪みが開放されているからなのか、議論になっていたとのことです。以下の図を参照してください: