ふと思いついて調べてみたのですが、北アメリカでは以下のような大停電が過去に発生しています:
- 1965年 北アメリカ大停電
- 1977年 ニューヨーク大停電
- 2003年 北アメリカ大停電
このうち、1965年の北アメリカ大停電について、Wikipediaには次のような記述があります:
ベビーブームに関する神話
この停電の後、ニューヨークでの出生率が大幅に上がったことにある医者が気づき、そのことが新聞ニューヨーク・タイムズで取り上げられた。だが後の調査で、停電時に出生率が上がったとする有意差は見出だせないという結果が出ている。
しかし大規模停電時に出生率が上がる現象は他にも見出され、1977年にニューヨークで停電が発生したとき、2001年にアメリカ同時多発テロが発生したとき、2005年にハリケーンカトリーナがニューオリンズに襲来したときなど、他にも様々な災害の襲来のときに出生率が上がり、ベビーブームとなっている。いずれも、数ヶ月で出生率は正常に戻っている。
ある社会学者は、「災害のため、人々は結びつきを深めるために出生率を上げたのだろう」といっている。また、ただの偶然に過ぎないという学者もいる。
外出を自粛して家に閉じこもり、時間をもてあますと、人がすることは一つだという人もいます(小人閑居して不善を為す?)。あるいは、生存を脅かされると人は子孫を残す行動に走るのかも知れません。今回の新型コロナウィルス禍の後、日本や諸外国にベビーブームは到来するのでしょうか。
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