2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました:
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2019 CM5 アポロ群 | 8~17 | (月)2月8日 11:04 ±2 (地球)2月9日 00:04 ±2 |
1.86 1.38 |
2019 CN5 アポロ群 | 7~16 | (月)2月11日 13:43 ±4 (地球)2月11日 16:23 ±3 |
0.70 0.31 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
CM5 は2月11日に、CN5 は2月12日に発見されました。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
最接近時の地球との相対速度は、CM5 が秒速 5.6km(時速約 2万km)、CN5 が秒速 15.8km(時速約 5万7000km)です。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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